日本という国、労働を視野に入れてしまうと凄く過酷で住みにくいシステムとなっています。
が、労働という部分を切り離してみるとあら不思議、最高な環境へと変化します。
日本の労働の特徴にはまず、丁寧な接客が挙げられますね。日本に来た外国人はその接客対応にまず驚くそうです。
裏を返せば日本で働くときは、その丁寧な接客を無理やり押し付けられることになります。
なので、働く側は辛く、利用する側はとても気持ちのいい環境となるわけです。
僕から言わせれば日本は治安も整ってるし、公共の水だって掃いて捨てるほどある。
こんなに暮らすのに最適な環境は他にないと思ってるんですよ。
……労働を除けばね?
本当、これは考えれば複雑なんですが、日本人の労働姿勢があまりに完璧を求めるため、住むには最適だが働くには最悪という状況が成り立ってしまってるんです。
なので、日本の自殺率は43カ国中7位という、先進国ではトップとなっています。
働き者が馬鹿を見るじゃないですけど、この結果は皮肉だなーと思いました。
とはいえ、住みやすい日本を作っているのは数多くの労働者が真面目に働いてくれているおかげであって、感謝しているんですよ。
本当にありがとう。
でも、僕はその労働システムに耐えられなかった。だからリタイアした今、本当に今まで述べてきたことが身にしみてわかるんです。
日本はめちゃくちゃ住みやすいけど、それは過酷な労働に日々耐えている国民のお陰なのだと。
日本の労働環境をゆるーく変えてしまったら、おそらく僕達はこんなに日々の暮らしを快適に出来なくなるでしょう。
なので勤労感謝の日を一番重んじるようになりました。
日本で真面目に定年まで働いてる人は本当に凄いし、尊敬に値します。
これからも、日本をよろしくお願いします。