ふと気付く奇妙な空間

配達でよく行く公共住宅がある。

僕はたびたびそこの住人と話すことがあるが、今のところ日本人に当たったことがない。

最初は、『日系の人も多く住んでるんだなあ〜』くらいに思っていたが、ここまで来るともはや恐怖である。

自分が未開の地に迷い込んだ感覚か、それに近いものがそこにある。

今も団地内にある公園にいるのだが…周りの人の会話が全く理解できない。

とは言うものの、これはこれで、日々の日常から逸脱した感覚で、奇妙にも癒やされるのであった。