今や、漫画・アニメ回ではレジェンド的存在になっているドラゴンボール。
そんなドラゴンボールだからこそ、漫画内における数々の矛盾について、視聴者の間では議論が行われています。
今回は、全1~42巻までのドラゴンボールの矛盾点について考察して行こうと思います!
1.仙豆の効果と使用方法
仙豆は、1粒食べることで疲労や怪我などの異常を全回復してくれる万能薬として、ドラゴンボールの戦闘の場面で非常に重宝されています。
問題になったシーンはこちら
最後の1粒の仙豆という事なので、ご飯とクリリンに半分ずつ仙豆を与えます。半分に割ってほぼ全回復できるなら、毎回そうしろよと思うのですが。この後も幾度となく仙豆は使用されていくんですけど、どのきゃらも贅沢にも一粒ずつ食べています。
究極的にコスパの無駄ですよね。
せめてこの人たちには遠慮してほしいです・・・
『もうちっとだけ続くんじゃ』
ピッコロとの戦いがひと段落ついたころ、亀仙人が、もうちょっとだけ続くんじゃ。と言っています。実際、連載はここから倍以上続くわけなのですが、この発言の意図は何だったのか?という議論が行われてきました。
真相は・・・鳥山先生によれば、ピッコロとの戦いの後、悟空とチチが結婚して終わらせるつもりだったようです。その後、連載を引き伸ばすように言われて悟空を超サイヤ人にして終わらせようとします。ここまでが、もうちっとだけ続くんじゃの想定範囲でした。
しかし、超サイヤ人になったことで人気が爆発的に上がったことで、先生にとっては良くも悪くも連載を辞められなくなってしまい、次のセル編・魔人ブウ編に続きます。この前で止めてしまったら、スーパーサイヤ人3やベジットを見ることを無かったと思うと、続けてくれて良かったと思いますね。
鳥山明先生の作品は、ドラゴンボール初期のような冒険ものが多く、戦闘シーンはあまり好きではなかったそうです。それでいて爆発的な人気漫画を作り出せるんだから凄いとしか言いようがないです。
初登場した天下一武道会のヤムチャ戦で、ヤムチャの放ったかめはめ波を跳ね返したシーンがありました。この時は実力の差があったからか単に跳ね返せたと思っていたのですが、悟空との決勝の時に
「かめはめ波そのものが効かんのじゃ。大小に関係なくな…」
と亀仙人が言ったことでこの設定が明らかになりました。
しかし、この発言により、後々登場する強敵により天津飯が揚げ足を取られる形で延々弄られる宿命になってしまいます。
それは、人造人間編のクライマックス。セルが地球に向けかめはめ波を打とうとしているシーン。
「かめはめ波そのものが効かんのじゃ。大小に関係なくな…」
そう。天津飯のこの設定が生きているのなら、この場で天津飯が跳ね返していた筈なんです。
まあ、普通に考えたら天津飯がセルの膨大なエネルギーを跳ね返せるとは思えませんし、亀仙人の発言が飛躍しすぎていただけのことでしょう。
もし、この場で天津飯がセルのかめはめ波を無効化してたら、それこそめちゃくちゃ炎上しそうです。笑
セルの核は一体どこに?
覚醒した悟飯により、自爆に追い込まれたセルは、頭の中にある核により再生してパワーアップを遂げました。
そこで疑問が生じたのがこのシーン。
この後、セルは再生するのですが・・・この時、頭の中に核があったはずでは・・・?
と誰もが気付き、疑問に思いました。
多く上がっているのが、核は身体の中を移動出るというもので、
核が移動して体のどこかにあると言われると辻褄が合うのですが。それなら、頭の中にあるという表現は可笑しいような気がします。
なぜ、セルは頭を指さしてまでそこにある事を強調したのでしょうか?もしかしたら鳥山先生はこのような議論が生涯語り継がれていくであろう事を予測し、敢えてこの様な描写を取り入れたのでは?と考えてしまいます。
デンデがキビト界王神を回復できなった謎
魔人ブウ編のラストで元気玉を打つ悟空の体力が無く、悟空を回復しようとデンデがキビト界王神に瞬間移動をお願いした際に「瞬間移動する体力がない」とのこと。おかげで悟空の体力を回復することが出来ず、ドラゴンボールの力を借りる羽目になりました。このとき、おいそこのデンデに回復してもらえよ!と突っ込んだ読者は何人いるのでしょう?回復する対象が界王神だった為に回復出来なかったのでは?とも考えられますが、これは現在でも詳細は不明。海王神の無能エピソードを促進させる結果となりました。
いかがだったでしょうか?
以上が、ドラゴンボール原作42巻までの矛盾点5選となります。
続編のドラゴンボール超では、追加エピソードにより、更なる矛盾が生じたり、また、伏線が回収されたりしていますが、それについてはまた別の記事で取り上げようと思います!
まあ、これらの矛盾点も含めてドラゴンボールの魅力だと思っているので、これからも楽しく考察して行きたいと思います!
ご視聴有り難うございました。